リンパストレッチでお肌も脳も活性化しよう!

2018年2月19日(月)

こんにちは(^_^)/
前回は、”リンパ”の役割と流れについてお話しました。
今回は実践編!リンパを流す効果的なストレッチをご紹介します。
体の不調や病気の引き金になっているのは運動不足ですが、リンパストレッチを行えば、十分な筋肉トレーニングになります。
リンパストレッチは、大きな筋肉も普段使わない小さな筋肉もまんべんなく動かすため、効率よく筋肉に刺激を与えることができ、リンパの流れを促進することができます。
リンパストレッチを習慣づけて、健康な体を維持しましょう♪
 
 
実はリンパストレッチは体やお肌の悩みだけでなく、心のケアにも効果的と言われています。
筋肉は交感神経で収縮し、副交感神経で弛緩されます。
(交感神経とは活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に働く神経。副交感神経はそれとは逆に休息している時、リラックスしている時、睡眠時に働く神経です)
 
 
リンパストレッチは、筋肉の収縮と弛緩を繰り返すため、双方が刺激され、自律神経のバランスがとれるようになります。
筋肉がほぐれるとリンパの流れもよくなり、心が安定します。
 
また、姿勢を保つための「抗重力筋」を動かすと、感情をコントロールするホルモンの“セロトニン”の分泌が活性化します。セロトニンは脳と腸に存在しており、「幸せのホルモン」とも呼ばれています。
 
そんな私達の心身と密接な関係があるリンパですが、具体的に体のどこに通っているのでしょうか?
 
●リンパの経路とその分担
リンパ管は血管に寄り添うように全身に張り巡らされ、その途中には、細菌や異物を除去するリンパ節があります。
リンパ節は全身にわたり、耳の下、わきの下、そけい部、ひざの裏には特にたくさんのリンパ節が集まっています。体の中心部へ有害物質が流れ込まないように防御してい流のです。
 
 
このように、全身のいたる所にリンパが通っています。
では、リンパを部分ごとに集中的に流していくストレッチをご紹介します。
 
今日から実践!リンパストレッチ  
●シャキッと朝目覚めたい時のストレッチ
 
①仰向けになり、手と脚を伸ばします。
②弓がしなるように、体の中心から曲げ、10秒キープ。反対側も同じように行います。
この動きを3セット程度行いましょう。
 
こちらは、おなかに集中するリンパを流し、体の中から目覚めさせる朝やっておきたいストレッチです。
 
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●夜ぐっすり眠りたい時のストレッチ
 
①うつ伏せになり、上半身を起こして、肘を伸ばす。
 
②上半身を反らし、頭をお尻の方向に向けて、10秒キープします。
これを3セット繰り返します。
 
リンパ節を刺激し、睡眠中の体のメンテナンスに備えます。ぐっすり眠りたい夜に試してほしいストレッチです。
 
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●受験勉強中の方、必見!脳を活性化させたい時のストレッチ
 
①肩幅の約3倍足を左右に大きく開いて立つ。背筋はまっすぐに。
 
②かかとを床につけたまま、つま先を外側に向けて腰を落とします。
 
③腰を落としたまま、体が傾かないように、かかとを上げて10秒キープを3セット行いましょう。
 
まんべんなく鍛えられてリンパも活性化。
 
かかと上げで脚の筋肉を鍛えて物忘れを防ぎます。
 
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●頭痛を解消したい時のストレッチ
 
①イスに浅く腰をかけ、股を開き、股の間で手を交差させます。イスの前面のフチをしっかりと持って固定しましょう。
 
②頭をゆっくりと下げ、上半身を徐々に後ろに倒すように背中を丸めて10秒キープします。
 
③2のポーズのまま、顔を横に向け、10秒キープします。
 
④顔の向きを元に戻します。次に反対側を向き、同じように10秒キープします。
 
増帽筋上部と胸鎖乳突筋のストレッチになり、鎖骨の下にあるリンパが流れます。
首と肩の緊張が取り除かれると、頭痛の解消に繋がります。
 
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●肩のこりをほぐすストレッチ
 
①イスに腰かけて、背筋を伸ばし、片方の手で頭をゆっくり倒します。
 
②あごを引いたまま、手で頭を引っ張るようにして10秒キープします。反対側も同じように動かしましょう。
 
首・肩全体の張りをやわらげることができるので、肩のこりをほぐしたい時におすすめです。
 
 
●下半身のむくみをどうにかしたい時のストレッチ
 
①両手を肩幅に開き、足はつま先を立てて、四つんばいになります。
 
②膝をゆっくり立てて、お尻を天井の方向に引き上げ10秒キープします。
2セット程度行いましょう。
 
腰から脚全体のリンパが一気に流れてむくみの解消に繋がります。
 
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スッキリ便秘を解消したい時のストレッチ
 
①片方の脚を伸ばし、もう一方の脚を交差させ、膝を立てて座ります。両手は床につけ、上半身を支えてください。
 
②立てた膝をひじで押さえながら腰から上半身をねじって10秒キープします。反対側も同じように行い、3セット程度繰り返しましょう。

 
筋肉の動きが腸を直接刺激するため、腸の働きも活性化され便秘の解消に繋がります。
 
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イライラしたら試してほしいストレッチ
 
①膝を肩幅に開いて膝立ちになります。つま先は伸ばしましょう。
 
腰に手を当てて、顔を上に向け胸を反らします。
 
②左手で左足のかかとを持ち、もう一方の手を限界まで上に伸ばします。上半身はかかとを持っている方向に向いてください。
その体勢で10秒キープします。反対側も同じように行います。
 
おなかのリンパ節・そけい部のリンパ節の流れが良くなりイライラが鎮まります。
 
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いかがでしたか?
ご自分の悩みにあったストレッチにぜひチャレンジしてみてくださいね♪


この記事の投稿者

mitsuyasu
mitsuyasu
ステラ漢方のホームページ、ステラ広場(コラム)のデザイン担当。 お役に立てる情報をWEBを通して発信していきます♪
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