正しい化粧水のつけ方①

2019年10月25日(金)

 

化粧水には、角層を柔軟にし、水分を補給する役割があります。

角層の柔軟性が上がると、次に使う化粧品の浸透が高まり、キメも整ってきます。

 

さらに、表皮の薄い日本人は水分保持能力が低いため、化粧水で水分を補給することは必須です。

化粧水だけで水分保持能力が上がるわけではありませんが、乾燥対策と健やかな肌を保つために有効です。

 

また、清潔好きの日本人はさっぱり洗い上げることが大好きなのですが、肌の保湿因子は洗顔によって流出しやすく、それを補うためにも化粧水は必要です。

スキンケアには、肌を健やかにすることに加え、嗜好品の一面もあります。

 

化粧水をつけたときに「心地いい」と感じることは、肌がいい状態になっている証拠です。

化粧水の心地よさを味わいながらお手入れをしていきましょう。

 

 

要注意!コットンは刺激になりやすい!?

 

化粧水をコットンでつけると、顔全体に均一につけれる反面、肌をこすってしまい、刺激になることがあります。

コットンにたっぷり化粧水を含ませ、肌をなでるように優しくつけましょう。

加減が難しいと感じる方は、手でつける方法をおすすめします。

肌を動かさないように気を付けて、最後にハンドプレスをして、化粧水をしっかり入れ込むようにしましょう。

 

 

これで保湿はカンペキ!化粧水の選び方

 

□保湿成分に注目して選ぶ

□トロミ系かシャバシャバ系かテクスチャーで選ぶ

□肌質で選ぶ

 

水分保持能力が低い日本人の肌には水分を補給することが大切なので、化粧水は保湿成分を重視して選びましょう。

 

セラミドやヒアルロン酸など、さまざまな成分がありますが、その特徴は下の表を参考にしてください。
テクスチャーの面で、トロミ系は手でつけやすく、肌をしっとりさせる効果が高いです。

 

シャバシャバ系はさっぱりした感触が好きな人におすすめです。

また、ニキビや毛穴が気になる人は、ビタミンC配合の化粧水を選ぶと良いでしょう。

 

 

 

チェックしたい保湿成分

 

・セラミド

セラミドには角層の細胞同士を結びつける働きがあり、水分や油分をしっかり挟み込んでキープする特性があります。

湿度の低い冬でも水分をしっかり保持してくれる、頼れる保湿成分なのです。

 

・ヒアルロン酸

真皮に存在するゼリー状の物質がヒアルロン酸です。

粘り気があり、水分を抱え込んで留める働きがあります。

ヒアルロン酸1gに対して6L以上もの水分を保持できる高い保湿能力が特徴です。

 

・コラーゲン

細胞同士をつなぎ止め、肌にハリや弾力をもたらすのがコラーゲンです。

化粧品に配合される場合、分子量が大きいため真皮まで浸透せず、保湿成分して活躍します。

上の2つより保湿力は低いです。

 

・ビタミンC

高い抗酸化作用を持つビタミンCはニキビや毛穴、シミなど多くの肌悩みに対応してくれます。

コラーゲン生成を促す効果もあり、老化対策にもなります。

APPSというビタミンC誘導体配合のものがおすすめです。

 

・その他

 

アミノ酸や尿素など天然保湿因子(NMF)は、水分と結合する性質があり、角層の柔軟性や弾力を担う働きがあります。

ただし、湿度の低い環境や洗顔で流出しやすく、水分保持力は低めです。

 

 

ぜひ化粧水選びの参考にしてみてください。

次回は化粧水のつけ方についてご紹介します。


この記事の投稿者

mitsuyasu
mitsuyasu
ステラ漢方のホームページ、ステラ広場(コラム)のデザイン担当。 お役に立てる情報をWEBを通して発信していきます♪
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