多忙な年末は健康な腸が鍵を握る!?

2016年3月1日(火)

 

年末年始でお腹が重い、怠い、食べ過ぎ…そんな症状に心当たりはありませんか。冬の間に弱った腸をそのままにしておくと、腸がむくんで吸収が悪くなり大腸癌になりやすいといわれています。腸が弱ると大腸癌の発症率が高くなるのは分かっていますが、何がきっかけで癌になるのかは解明されていません。 また、冬は冷えによる血行不良や乾燥からくる肌トラブル、体調不良などに悩まされる憂鬱な季節でもあります。冬を乗り切る抵抗力をつけるためには、意外にも腸内の環境を整えることが効果的です。これらの点をふまえて、あらゆる方法で腸のケアを心掛ける必要があるのです。

 

腸は第二の脳!?腸の主な働き

 

腸の主な役割は、食物を分解して体内に吸収することですが、それに加え、人の体に不要な細菌類も選り分ける働きもします。腸の粘膜は栄養分を取り入れ外敵から体を守るとても重要な「門番」です。この門番である粘膜は弱ると免疫力が低下し、病気になりやすくなります。腸の健康を保つことが年齢に関係なく丈夫な体を作り、それを維持する重要なポイントなのです。 腸には、脳とは別の独自の神経機能があるのに加え、免疫機能も備わっています。このため、外部から侵入した細菌やウイルスなどの異物を撃退し、私たちの体をしっかり守ってくれます。

こうした優れた機能を持つ腸は、「第二の脳」ともいわれているのです。

 

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腸だって老化する?腸老化って知っていますか?

 

一般的に、健康な人の腸内細菌は20%が善玉菌、10%が悪玉菌、70%が日和見菌で構成されています。しかし、年齢を重ねるにつれて人の身体が老化するように腸も老化し、善玉菌の数が減少して、腸内細菌のバランスが崩れやすくなります。悪玉菌が優勢になると、肌にも身体にも悪影響になります。いつまでも健康で肌も体型も若々しくあるためには、意識して腸を若く保つことが大切です。「身体の老化も感じないし、まだ大丈夫」と思っている人も油断は禁物。ほとんどの人が腸年齢と実年齢には大きな差があるのです。野菜不足、肉の摂り過ぎ、運動不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスといった生活習慣によっても、腸内環境は悪玉菌が優勢に傾き、腸の老化を進めてしまいます。

※日和見菌…善玉菌にも悪玉菌にも当てはまらないが、有利な方につく菌

 

「腸年齢と健康意識に関する調査」によると、20代の腸年齢の平均は45.7歳、30代は51.3歳、40代は54.2歳といわれています。どの世代も腸年齢が実年齢を上回り、若い世代ほど実年齢との差が大きいことが分かります。 また、腸年齢が若い人は、脳の老化が進行しにくい傾向にあります。同じ話を繰り返す、人の名前が出てこないなどの状況が多い人は、腸年齢が高い可能性があります。

 

あなたの腸年齢は?簡単診断!腸年齢!

 

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腸もみのポイント三箇条

 

1,心地よい強さでゆっくり行うべし!

痛みを感じるほど強く揉むのは腸へのストレスとなり、余計に冷えて硬くなる可能性があります。心地よいと思える強さでゆっくりともむようにしましょう。

 

2,リラックスして行うべし!

硬くなった腸を緩めるために、自分自身もゆったりした気持ちや状態の時に行いましょう。朝起きたときやお風呂の湯船の中、就寝前などがお勧めです。

 

3,短時間でも毎日行うべし!

たとえ短い時間でも毎日続けることで、腸は良い状態へ近づきます。日々変化する腸の様子に気づいてあげるためにも継続して行いましょう。

 

冬にお勧めホットフルーツ

 

腸の冷えはダイエットや美容には大敵です。特に冬の寒さで腸の血流が滞ると、全身の血流が悪くなり代謝が落ちて太りやすい体質になりかねません。また、腸の血流が悪くなることで動きも低下し、便が固くなったり便秘を招く恐れもあったりと美肌にとって大敵なのです。  そこで今回ご紹介するのが果物を温める=ホットフルーツ。果物を摂る習慣は、ダイエットや美容に効果が期待できますが、冬の間は朝に果物を摂ると体が冷えるという女性が多いのも事実です。しかし、果物の種類によっては、温めることで有効成分がアップし、吸収がスムーズになるものもあるのです。もちろん腸を冷やす心配もありません。

心もホッとするホットフルーツを冬の朝食として取り入れてみましょう。

 

\温めて美味しさアップ!/

バナナ、りんご、みかん、パイナップル、柿などがお勧めです。特にバナナは抗酸化作用の高いポリフェノールなどのフィトケミカルや、ビフィズス菌を増やすフラクトオリゴ糖などが温めることでパワーアップ!また、りんごに含まれているペクチンも温めることで老廃物排出の効果が高まります。  これらの果物は電子レンジで1分弱温めたり、フライパンでソテーしたりして食べるのがお勧めです。ソテーする際は熱に強いココナッツオイルを使用すると、ほのかな甘い香りがしてより一層美味しくなりますよ♪

 

\冬の腸食はこれで決まり!ホットスムージー/

温めることで酵素は死んでしまいますが、加熱することで抗酸化作用やデトックス効果がアップし、体を冷やすことなく美味しく飲める果物もあります。冬の腸食としてホットスムージーを是非お試しください。

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【作り方】

それぞれの材料を適当な大きさに切り、ミキサーに入れて混ぜます。

その後、耐熱容器に入れて電子レンジで1~2分温めれば完成!

 

 

ぜひ、お試しください~♪


この記事の投稿者

mitsuyasu
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ステラ漢方のホームページ、ステラ広場(コラム)のデザイン担当。 お役に立てる情報をWEBを通して発信していきます♪
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