永久保存版!!健康診断結果の読み解き方!

2016年12月5日(月)

皆様は毎年、定期健康診断を受けられていますか?
体重や、血圧・肝臓・コレステロール数値の増減など・・・健康診断結果を見るのは、とてもドキドキするものですよね。
 
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実は先日、お客様アンケートで「健康コラムで特集してほしいものは?」という質問をしたところ、多くの方から、『健康診断結果の見方がよく分からないので、知りたい!』というお声をいただきました。
 
そこで、今回は【健康診断結果の見方】について、分かりやすく解説していきます。

 

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1 血圧

 
下の表は最高と最低、それぞれの血圧の基準値と要治療の値を記したものです。
 

項目 基準値 要治療
血圧 最高血圧 140mmHg未満 160mmHg以上
最低血圧 90mmHg未満 100mmHg以上

 

数値が悪くなる原因kenko31-001

〈高血圧〉偏った食生活、運動不足、塩分の過剰摂取、肥満、喫煙

〈低血圧〉自律神経失調、薬の副作用

 
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2 脂質

 
脂質の基準値と要治療と考えられる値は以下の通りです。
 

項目 基準値 要治療
脂質 総コレステロール 140〜199mg/dl 240mg/dl以上
中性脂肪 150mg/dl未満 250mg/dl以上
HDLコレステロール(善玉) 40mg/dl以上 35mg/dl未満
LDLコレステロール(悪玉) 120mg/dl未満

 
数値が悪くなる原因kenko31-001

〈総コレステロール〉糖尿病、喫煙、ストレス、動物性脂肪の過剰摂取、過度な飲酒

〈中性脂肪/HDL-コレステロール(善玉)/LDL-コレステロール(悪玉)〉高血圧症、糖尿病、動物性脂肪の過剰摂取、喫煙、ストレス

 

3 肝機能〜どんな働きをするの?それぞれの肝機能〜  
健康診断の結果で見られる「AST」「ALT」「γ-GTP」「ALP」とは何を表しているのでしょうか。
 
◆AST(GOT)&ALT(GPT)…肝臓に多く含まれている酵素で、肝細胞が破壊されると、血液中に流れ出し、血中濃度が高くなります。ASTがALTより高い時は、アルコールが原因の可能性があります。

◆γ-GTP(γ-GT)…肝臓の障害が生じると増加する酵素。アルコール性肝障害、糖尿病の可能性があります。

◆ALP…肝臓で作られる消化液「胆汁」の流れが悪くなると上昇します。

 

項目 基準値 要精密検査
肝機能等 AST(GOT) 35U/L以下 50U/L以上
ALT(GPT) 35U/L以下 50U/L以上
γ-GTP 55U/L以下 100U/L以上
ALP 340U/L以下 450U/L以上

 
数値が悪くなる原因kenko31-001

〈GOT(AST)/GPT(ALT)/γ-GTP(γ-GT)〉高血圧症、糖尿病、動物性脂肪の過剰摂取、糖分の過剰摂取、喫煙、ストレス、過度な飲酒、薬物摂取、過労

〈ALP〉高血圧症、動物性脂肪の過剰摂取、喫煙、ストレス、過剰な飲酒、薬物摂取、過労

 
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働き者の「肝臓」
肝臓には3つの役割があります。
 
①代謝

食べた物から得た、糖質・脂質・タンパク質を体内で使える形に変え、貯蔵し、必要なときに、エネルギーのもととして供給します。

②解毒

アルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解し、体に悪い影響を及ぼさないように解毒します。

③胆汁の生成・分泌

肝臓で作られた老廃物を流す「胆汁」を生成・分泌します。胆汁には、脂肪の消化吸収を助ける消化液の役割もあります。

 
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4 血糖

 

項目 基準値 要治療・要精密検査
血糖 空腹時血糖 110mg/dl未満 126mg/dl以上
血清尿酸 7.0mg/dl以下 8.0mg/dl以上

 
数値が悪くなる原因kenko31-001

〈空腹時血糖〉糖尿病、動物性脂肪の過剰摂取、糖分の過剰摂取、喫煙、ストレス、過度な飲酒

〈血清尿酸〉プリン体の多い食品の摂りすぎ、遺伝、過度な飲酒

 

5 尿一般・腎

 

項目 基準値 要治療・要精密検査
尿一般・腎 尿蛋白 陰性 陽性
尿潜血 陰性 陽性
クレアチニン 男性1.10mg/dl以下
女性0.80mg/dl以下
男性1.40mg/dl以上
女性1.10mg/dl以上
尿素窒素(BUN) 8~21mg/dl 30mg/dl以上

 
数値が悪くなる原因kenko31-001

〈血清クレアチニン/尿素窒素(BUN)〉

タンパク質の過剰摂取、筋肉量の増加、塩分の過剰摂取、薬剤の副作用

 

「尿潜血(にょうせんけつ)・尿沈渣(にょうちんさ)」について

尿潜血検査とは、肉眼で見つけることが難しい、尿中の血液を検出するための検査です。

陽性と判定された場合には、尿を遠心分離にかけて沈殿してくる成分を調べる尿沈渣を実施します。

 

「尿蛋白(にょうたんぱく)」について

尿蛋白とは、尿に含まれるタンパク質のことです。尿中には、尿蛋白はほとんど排出されないため、腎臓が正常に機能している場合には、尿蛋白はほぼ検出されません。腎臓病などの問題がある場合には、尿中のタンパク質が通常より多く検出されます。

 

6 血液一般  

項目 基準値 要治療
血液一般 血液素測定
血液素は酸素の運搬役。貧血または多血症の検査。
男性13.0~16.6g/dl
女性11.4~14.6g/dl
男性12.0g/dl以下
17.6g/dl以上
女性10.7g/dl以下
15.5g/dl以上
ヘマトクリット値
赤血球の割合。数値が低ければ、鉄欠乏症貧血、高ければ多血症、脱水が疑われる。
男性38.0~48.9%
女性34.0~43.9%
男性35.0%未満
52.0%以上
女性31.0%未満
46.0%以上
赤血球
酸素を全身へ運び、二酸化炭素を肺へ送る。数値が低いと貧血の可能性がある。
男性400~539(×104/mm3
女性360~489(×104/mm3
男性360(×104/mm3)未満
580(×104/mm3)以上
女性330(×104/mm3
520(×104/mm3
白血球
細菌から体を守る働きが正常かどうかの検査。
33~89(×102/mm3 26(×102/mm3)未満
110(×102/mm3)以上

 
 

数値が悪くなる原因kenko31-001

〈血色素測定〉脱水、ストレス、鉄不足(栄養バランスの乱れ)、過度の喫煙、妊娠、がんなどによる内臓の出血

〈赤血球〉脱水、ストレス、鉄不足(栄養バランスの乱れ)、過度の喫煙、妊娠

〈ヘマクリット値〉脱水、過度の喫煙、ストレス、風邪、鉄不足(栄養バランスの乱れ)

〈白血球数〉感染症、寄生虫感染、アレルギー反応、膠原病(こうげんびょう)、がん

 

「血液」について

血液の主な働きは、酸素と栄養の全身への供給と、二酸化炭素や老廃物の回収の2つあります。全身を巡る血液には全身の健康状態が反映されるため、血液検査は全身の状態を把握するために非常に有効な検査なのです。

 

「健康診断結果の見方」まとめ  
病気の多くは生活習慣の問題で発症するものです。健康的な生活を送っていれば、それらの病気を防ぐことができます。さらに健康上の問題がない状態で日常生活を送ることができる「健康寿命」を伸ばすこともできるのです。
※「健康寿命」については以前の記事でも取り上げています。
記事はこちら→知らないと危険?!「ロコモティブシンドローム」とは?

健康診断のメリットは、数値で自分の身体の状態を知り、生活習慣の問題点を見直すことができることです。健康診断で数値の意味を正しく理解し、自分の生活習慣を見直し、健やかな毎日を送りましょう♪
 
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