あま〜い誘惑には要注意!!砂糖依存症とは!?

2016年10月24日(月)

疲れたり、ストレスを感じたりすると甘いものが欲しくなることはありませんか?心当たりがある方は「砂糖依存症」の可能性が考えられます。
砂糖はブドウ糖と果糖でできています。砂糖に含まれるブドウ糖は脳のエンジンであり、私たちが生きるために無くてはならない重要な栄養です。しかし、砂糖からたくさん摂取するのは危険です。砂糖は分解しにくく、胃や腸で残ることが多いため、悪玉菌や真菌、ウイルスの餌になってしまうのです。
 
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また、砂糖には依存性があり、うつ病や骨粗しょう症などといった様々な恐ろしい状態を引き起こす原因にもなりえるのです。

 

“砂糖依存症”のメカニズム  
食事や甘いものを摂取すると、消化酵素で分解されたブドウ糖が体内の血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)を上昇させます。特に空腹時に摂取すると血糖値が急激に上昇します。
その結果、血糖値を下げる働きを持つインスリンが一度に大量に分泌されて血糖値が急低下し、「低血糖」状態を引き起こします。体内が「低血糖」状態になると、脳がエネルギー不足で「空腹だ」と勘違いし、「甘いもの(糖分)を摂取して血糖値を上げろ」と信号を出してしまうのです。
このため、砂糖を摂取した後、空腹でないにも関わらず繰り返し砂糖を欲するようになります。

 

あなたも“砂糖依存症”!?  
砂糖依存症のチェックシートです。
 
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いくつ当てはまりましたか?
複数個当てはまった方は砂糖依存症の可能性が考えられます。
では、砂糖依存症を克服、もしくは予防するためにはどうすれば良いのでしょうか。
 
砂糖が多く含まれている食品  
WHO(世界保健機関)は一日に摂取する砂糖などの糖類を一日の総カロリーの「5%未満」に抑えるべきという指針を定めています。これは平均的な成人の場合、砂糖25g程度のことを言います。普段知らず知らずのうちに摂取している砂糖。身近にあるものの砂糖の含有量を意識してみましょう。

 
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意外なことに、ショートケーキよりもスポーツドリンクの方が砂糖の使用量は多いのです。また、ケチャップやウスターソースのような調味料にも砂糖が使われています。
 
砂糖がもたらす恐怖  
糖質は消化される際ににブドウ糖になり、これが代謝機能に働きかけることでエネルギー源に変わります。この消化の際に必要なのが、体温の維持や食べ物の消化、脳の働きなどに重要な役割を果たすビタミンB群や、カルシウムなどの栄養素です。甘いものをたくさん食べると、体内でその糖分を消化するために、ビタミンB群やカルシウムも大量に必要になってきます。そのため体内にこれらの栄養素が不足すると、身体に悪影響が及び、様々な弊害が起こるのです。
 
うつ状態

体や脳神経がエネルギーを作る際に必要な栄養素が、疲労回復に役立つ、ビタミンB1です。砂糖の過剰摂取でビタミンB1が不足状態になると脳神経がエネルギー不足になります。
すると、気持ちが安定しなくなって興奮したり、落ち込んだり、すぐにイライラしたり、緊張しやすくなったりして、うつ状態に陥ります。
 
冷え性

体内のミネラルやビタミンが慢性的に不足状態になると、ブドウ糖がエネルギーに変化しにくくなり、体温が上がらずに低体温を招きます。
また、体が冷えることによって便秘になったり、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなったりします。
 
骨粗しょう症

砂糖の過剰摂取を続けていると、慢性的なカルシウム不足になります。すると、骨からカルシウムが溶け出し、骨粗しょう症になる恐れがあります。一般的には高齢者に多い病気ですが、若年層でも十分に注意が必要です。
 
シミ・しわ・黒ずみ

過剰摂取した糖分は、悪玉菌の餌となり有害菌を極端に増殖させます。その有害菌に対抗しようと、大量の活性酸素が発生します。
活性酸素が多くなりすぎると、シミやしわ、黒ずみの原因になります。
 
砂糖にも種類がある??  
砂糖には、白砂糖、グラニュー糖、氷砂糖、ざらめ糖、和三盆、三温糖、黒砂糖など、色々な種類があります。これらは精製の過程に違いがあります。
白砂糖よりは三温糖や黒砂糖の方がカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多いため、自分で選べる場合にはできるだけ色の濃い砂糖を選びましょう。
 
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しかし、どの砂糖もカロリーにはさほど変わりはなく摂り過ぎは禁物です。
また、血糖値については白砂糖が最も急激に上がりやすいと言われていますが、砂糖の種類によって大きな違いがあるわけではなく、血糖値が上がりやすいことには変わりありません。「黒砂糖だから多めに摂っても大丈夫」ということではないことをしっかりと覚えておきましょう。
 
砂糖の上手な付き合い方  
「砂糖は万病の元!」とも言われていますが、摂取してはいけないわけではありません。確かに過剰に摂り過ぎると菌のえさになってしまいますが、健康に害の無い量を摂取する分には問題はありません。
同じブドウ糖でも、ごはんから摂取するのと、甘いお菓子やケーキから摂取するのとでは美容や健康に大きな違いが生じます。また、はちみつや黒砂糖など、精製されていない(加工されていない)食品は、白砂糖と違いミネラルや酵素などの栄養分も豊富に含まれているため、しっかりと消化してくれる体にやさしい甘味料です。
ダイエットに白砂糖より蜂蜜や黒砂糖がいいと言われる秘密はここにあります。
いつまでも健康で美しくいられるよう、何を選ぶかを意識しましょう。
 
間食にはフルーツを食べる
 
空腹を感じたり、甘いものが食べたくなったときは、砂糖やお菓子の代わりにフルーツやドライフルーツ、さつま芋など自然な甘みのものを食べるようにしましょう。果物にも果糖が含まれていますが、食物繊維やその他の成分も含まれているため、血糖値を急激に上げることはありません。しかし食べ過ぎはNGです。しっかりよく噛んで食べ、食べ過ぎないように気をつけましょう。
 
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ビタミン、ミネラルを豊富に含む食事を心がける
 
玄米や豚肉、野菜を中心としたビタミンB群やミネラルが豊富に含まれている食品を中心に摂取しましょう。これらの食材は甘いものの過剰摂取で不足した栄養素を補給し、脳が砂糖を求める悪循環を防ぎます。
 
天然甘味料を使用する
 
天然の甘味料には、例えばてんさい糖にオリゴ糖が含まれているなど、体に優しい成分が入っていることがあります。また、メープルシロップなどは、砂糖よりもカロリーが低くミネラルも含まれています。天然甘味料を砂糖の代用にすることで砂糖依存症の予防に役立つのではないでしょうか。
 
メープルシロップ
 
カエデの樹脂を濃縮した甘味料で、独特の風味があります。カナダやアメリカが主要な生産地です。砂糖やはちみつよりもカロリーが低く(100gあたり257kcal)、ミネラルが多く含まれています。また、砂糖よりも血糖値を上げにくいとも言われています。但し、安価なものには砂糖が混ざっている場合もあるので、原材料名をよく確かめて買うようにしましょう。
 
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はちみつ
 
ミツバチが花から採集した蜜を巣の中で貯蔵したもので、花の種類によってはちみつの風味も異なります。白砂糖は100gあたり384kcalに対し、はちみつは294kcalで、メープルシロップ同様に砂糖よりもカロリーは控えめです。ただし、はちみつも安価なものには砂糖が加えられて高カロリーな場合もあるので注意しましょう。
 
てんさい糖
 
北海道の砂糖大根を原料とした甘味料です。あっさりとした甘みが特徴で、白砂糖と同様に幅広い料理に合います。また、お腹の調子を整えると言われるオリゴ糖が入っているため、「お腹に優しい砂糖」といわれています。カロリーは白砂糖と同じくらいで、100gあたり390kcalです。
 
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