女性に見える色が男性には見えない?!男女の目には違いがあった!

2016年12月17日(土)

~ある日の出来事~

 

 

 

 

 

 

松尾が上機嫌に髪をなびかせながら、こちらにやってきました(^o^)

 

 

 

 

 

 

言われたとおり、じっと見つめる真鍋。

 

そして一言、こう言い放ちました。

 

 

「何が?」

 

 

 

 

 

何のことだか全くわかっていない真鍋にイラッ。

 

 

 

 

 

 

んー、これはよくある光景ですね(^_^;)
同じような経験を持つ方も意外と多いのではないでしょうか。

 

髪色を変えても気付いてくれない男性にがっかりしたり、女性の変化に気付かずに怒られたり……。

一体なぜこんなことが起こるのでしょう?

 

「ちゃんと女性のことを見ていないから。」

 

と言われればそれまでですが(笑)、
もしかすると、本当に色の変化を見分けられていないのかもしれません……!

 

 

 

■女性の方が色へのこだわりが強い?

 

実は、「女性の方が男性よりも多くの色を識別できる」という研究データがあります。

ニューヨーク州立大学ブルックリン校のイズリエル・エイブラモフ心理学教授が、男女の色の見え方に大きな違いがあることを発表しています。

 

 

▼男女の見え方の違い

 

 

 

 

上のイラストを男女に見せたところ、男性では7色に識別する人が多い中、女性では29色すべて違う色として識別する人が多かったそうです。
もちろん個人差はありますが、ここまで違いがあるとは驚きですね!Σ(・ω・ノ)ノ!

 

でも言われてみれば確かに、お店で服やバッグを選ぶ際に中々好みの色に出会えず、頭を悩ませてしまうのは女性の方が多いような気がします。

 

「形は可愛いけど、もうちょっと淡いベージュがいい」
「このピンクは鮮やかすぎる、もっとくすんだピンクのほうがいいのに~」

 

なんて言っても、男性からしたら「何が違うの?」の一言で片づけられてしまう……(泣)

 

「女性の買い物は時間がかかる」とよく言われますが、女性の方が色の選択肢が多いことも理由の一つなのかもしれませんね^_^;

 

 

また、女性では黄・緑・青の識別能力が特に優れており、寒色系の色をより細かく識別できるそうです。

 

これは、男女で風景の楽しみ方に差があることからも分かります。

 

綺麗な景色を見たとき、男性はすぐに見飽きてしまう人が多いのに対し、女性はいつまでもその景色を見て楽しむ人が多い傾向があります。
男性にとっては変化がないように思える景色も、女性は微妙な色の変化を捉えられるため、ずっと飽きずに見続けられるようです。

 

 

 

■動きに敏感なのは男性

 

色の識別に関しては女性の方が優れていますが、一方で、細やかな動きや素早い動きを捉える能力は男性の方が長けています。
これは、動きを捉える視覚神経の発達に男性ホルモンが影響しているからだと考えられています。

 

ということは、動体視力が重要なゲームでは、やはり男性の方が有利なのでしょうか。
……だとしたら、羨ましい限りです(^_^;)

 

実は私、マリオカートがものすごく苦手なのです。
キャラクターの動きが速すぎて、画面上の自分がどこにいるのかを見失ってしまうこともしばしば。
そんなときは勘でコントローラーを操作しています。
(でもこれは、動体視力の良し悪し以前の問題だと言われました……。)

 

 

 

■男女の目の違いには歴史的背景が関わっている

 

「見る」ことに関して、男女で得意分野が異なるのは歴史的背景によるものであるという説が有力だとされています。

 

それは今から大昔の「狩猟採集時代」にまで遡ります。
この時代、男女間でそれぞれの役割がはっきりと分かれていました。

 

「狩猟」を行っていた男性は、獲物を捕らえるために、細かい動きや素早い動きを捉える必要があります。
一方で、「採集」を行っていた女性は、食糧が安全なものかを見分けるために、微妙な色の違いを識別することの方が重要です。

 

そうした背景から、男性では「動体視力」が、女性では「色の識別能力」が発達していったようです。

 

現代でも、綺麗な景色を長く楽しめる人は女性の方が多いのに対して、スポーツ観戦のように動くものを見る方が楽しめる人は男性の方が多いですよね。

 

時代を経て男女の働き方が変わってきても、「見る」ことに関しては、やっぱり男女で違いがあるようです。

 

奥が深いですね……!

 

 

それでは、次回もお楽しみに(*^_^*)


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