幸せ脳内物質セロトニンでキラキラした毎日を手に入れよう!

2016年5月14日(土)

 

人は嬉しいことがあると舞い上がったり、やる気になったりします。また、逆に嫌なことがあると辛さや悲しさを感じたり、イライラしたりします。そうしたポジティブな感情もネガティブな感情も、全て脳が感じてつくり出しているものです。どちらの脳の働きも大切ですが、このバランスが崩れてしまうと精神的なストレスが発生してしまいます。それぞれの生活環境によってストレスの原因を断つことは難しいかもしれません。しかし、ストレスを感じにくくし、自分らしく生き生きと過ごすことができる安定した心をつくる方法はあります。それが、幸せ脳内物質『セロトニン』を増やすことなのです。今回はそんなセロトニンについてお伝えします!

 

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『セロトニン』とは、簡単に言うと心のバランスを整える脳内物質のことです。「快」に関わるドーパミンと「不快」に関わるノルアドレナリン。どちらも適度な分泌であれば意欲や快感をもたらしたり、危険から身を守ってくれたりします。しかし、分泌量が多すぎると暴走し、依存症やパニック障害を引き起こします。これらのバランスを調節しているのがセロトニンです。それぞれの脳内物質が過剰になった時に歯止めをかけ、脳を安定した状態に導きます。不規則な生活をしている人やストレスが溜まりやすい環境に居る人、ホルモンバランスが崩れやすい女性などは、セロトニンが不足しやすいと言われています。

 

なりたい自分へ近づけるセロトニン

 

セロトニン神経を鍛えることで、心身の様々な機能が整います。ここでは、セロトニン神経がしっかりと働くことで心身にどのように健康をもたらすのかご紹介します。

 

①頭が良く働き、すっきりする。

セロトニンは、すっきりと「爽快な覚醒」をもたらします。目が覚めていてもなんとなくぼんやりしている、頭が上手く働かないと感じるときは、セロトニン神経が弱っていることが原因と考えられます。本来自分が持っている思考力、判断力が最大限に発揮できる理想的な覚醒状態を作ってくれます。

 

②毎朝気持ちよく目覚められる。

寝ているときに優位に働く副交感神経に対し、交感神経は起きているときに優位に働くものです。朝起きてセロトニンがしっかりと分泌されると、副交感神経から交感神経への切り替えがスムーズに行われ、気持ち良く目覚められます。

 

③平常心を保てるようになる。

人は辛いことがあれば落ち込み、楽しいことがあれば気分が高揚します。しかし、その気持ちの揺れ幅が大きすぎたり、いつまでも続くようでは大変です。ノルアドレナリン神経とドーパミン神経の暴走を抑え、興奮状態を適度に保ってくれるのがセロトニンです。セロトニン神経が鍛えられれば「あの時どうしてあんなことをしてしまったんだろう…」というような後悔も減ると言われています。

 

④良い姿勢と若々しさを維持できる。

セロトニン神経は「抗重力筋」に働きかけます。「抗重力筋」とは、姿勢を保つ為に重力に逆らって働いている筋肉のことです。背筋や下股の筋肉、まぶたなどの顔の筋肉も抗重力筋です。寝ているときは休み、起きるとセロトニンの働きによって収縮を続けます。抗重力筋が収縮すると正しい姿勢になり、表情も引き締まります。

 

⑤痛みの軽減

体のどこを怪我しても、痛みを感じているのは脳です。セロトニンは脳内で痛みを和らげる鎮痛剤のような働きもしてくれます。セロトニンが脳内の「痛みの伝わり方」を抑えて、痛みを軽減させてくれるのです。たいした怪我でもないのに人よりも痛みがひどい、人より痛みを感じやすいという感覚があれば、セロトニン神経を鍛えてみましょう。

 

 

セロトニンを増やす為に大切な4つのこと。

 

通常セロトニンは、誰でも生まれたときから平等に働いているものです。ところが、成長するに連れ、脳内にあるセロトニンのレベルに差が生まれてきます。同じストレスのある環境で何事もなく過ごすことができる人も居れば、落ち込んでしまう人も居ます。では、何に気をつければセロトニンを増やすことができるのでしょうか?方法は様々ありますが、ここではより簡単に生活に取り入れられるセロトニンが増える方法をご紹介します。

 

①トリプトファンを含む食事を取ろう!

セロトニンは必須アミノ酸の一種である「トリプトファン」からつくられます。必須アミノ酸は人の体内では合成されにくい為、食事で摂取することが大切です。しかしトリプトファンだけではセロトニンを増やすことができません。魚に多く含まれるビタミンB6、ご飯やパンなどの主食に含まれる炭水化物、この2つの栄養素とトリプトファンをバランス良く摂取することで、セロトニンの働きが活発になります。

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②簡単なリズム運動をしよう!

ウォーキングやサイクリング、水泳など一定のリズムで筋肉の緊張と弛緩を繰り返す運動のことを『リズム運動』と言います。今回は運動する時間がない人や体を動かすことが苦手な人にもお勧めの簡単に出来るリズム運動をご紹介します!

 

よく噛む

食べ物をよく噛むと、顔や首の筋肉が緊張と弛緩を繰り返すため、手軽にリズム運動をすることができます。食事の時はもちろん、ガムを噛むことでも同じような効果が得られます。日頃運動ができない方も、まずはよく噛んで食べるということを心掛けてみて下さい。

 

腹式呼吸をする

腹式呼吸はヨガや座禅の時にも行われる呼吸法で、血中のセロトニン濃度を高める働きをします。息を吐いて、もうこれ以上吐けないというところまでお腹をグーッとへこませます。次に腹筋を緩めて鼻からゆっくりと息を吸い、またお腹を引っ込めながら吐く。この動作を繰り返します。

 

③グルーミングをしよう!

セロトニンは、人と人との触れ合いでもっとも活性化することが分かっています。グルーミングとは、日常生活の中のスキンシップのことです。母親が赤ちゃんをだっこする、恋人同士が手を繋ぐなど、直接肌を触れ合わせるスキンシップが最高のセロトニン神経活性化になります。グルーミングはするほうもされるほうもセロトニンが増えると言われています。夫婦や親子、恋人同士はもちろん、それほど親しくなくても触られて嫌な相手でなければマッサージや肩たたき、握手やハグなどをすることでセロトニン神経の活性化に繋がります。日頃からスキンシップをとることを心がけましょう♪

④感動の涙で脳と体のストレスを流そう!

体の機能をコントロールする自律神経のうち、リラックスしているときや睡眠中などに活発に働くのが副交感神経です。涙を流した時も、この副交感神経が働きます。涙を流すことで、起きていながら睡眠に近いリラックス効果をもたらすことができます。涙の種類にも色々ありますが、リラックスに最も効果があるのは感動の涙です。定期的に自分の好きなジャンルの感動できる映画やドラマを観て、思いっきり涙を流してみて下さい。ただし、ホラー映画など恐怖で涙が流れるものはセロトニンの働きを弱めてしまうので、心身が弱って居る時に観るのはおススメできません。号泣といっても声をあげて泣くことばかりではありません。涙を堪え続けてポロリ…とこぼれるのも号泣の一種です。涙を止めようと思っても止まらない状態になると、脳がストレスを消し、涙と共に洗い流してくれます。感動の涙と共にストレスを洗い流し、セロトニンを活性化させましょう!

 

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セロトニンは日々のちょっとした積み重ねで簡単に増やすことができるものです。脳を活性化し、ドーパミンとノルアドレナリンのバランスを整えることで、今まで悩んでいたストレスを受け流すことができるようになります。心も体も健康に過ごすためにも、意識してセロトニンを増やし、今よりも更に毎日を楽しんで過ごせる体をつくりましょう。


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